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ぱし
大学生ブロガー
大学生書評ブロガー。
「知識は一生の資産」をコンセプトに活動しています。

毎日遊び惚けていたある日「このままで自分の人生は大丈夫なのか」と不安になる。
生きていくためにはお金が必要だと思い、お金に関する本を読み始める。

お金を増やすためには様々な知識が必要だと知る。
ビジネス書や自己啓発本を読み始め、ブログ開設する。

ブログでは本で得た知識や読書ツール、投資などについて発信。
【読書初心者必見】一冊10分で読み終える方法 CHECK!

【あらすじ要約】「天才を殺す凡人」凡人にしかできないことは何か

悩んでる人

天才を殺す凡人ってどんな本なの?
読んでどんな知識が身に付くの?

こういったお悩みを解決していきます。

こんな方におすすめ
  • 職場の人間関係に悩んでいる方
  • 自分の才能を仕事でうまく活かしたい方
  • 自分の会社での立ち位置を知りたい方

目次

本書のあらすじ・要約

主人公は青野という男性である。

青野が今の会社に入った理由は上納アンナの「才能」に惚れたからである。

創業時からアンナとは共に仕事をし、ジェットコースターのような日々を過ごしていた。



ある日、ある記事が出回った。

そこには「カリスマ女社長、暴走加速!企業を私物化する元カリスマ経営者は、年収○○○○万円!?」

それを見た従業員は口を揃えて言った「この会社はもう終わりかな」と。

それを聞いた青野は反発するも、「またかよ」という顔をされる。



その日の帰り道に歩いていると雨が降ってくる。

ハチ公前で立ち止まった青野は思わず言ってしまう。

「お願いです。僕に力を貸してください。上納アンナを救いたいです」と。



翌朝、目を覚ますと喋る犬がいた。

その犬の名はケンという。

その日から、上納アンナを救うべくケンからの教えを聞くこととなる。



そんな本書は3つのチャプターで構成されている。

3つのチャプター
  1. 才能ってなんだろう
  2. 相反する才能
  3. 武器を選び、戦え

凡人が天才を殺すなんてことがあるのか?と思い手に取った一冊です。
この本を読めば実はあなたも殺し、殺されていたと気付けると思います。




本書から得た知識

本書から得た知識は2つあります。

  1. 凡人が天才を殺す理由
  2. 天才を支えるのは共感の神

それでは1つずつ紹介していきます。

凡人が天才を殺す理由

本書では大きく分けて3種類の人物が出てくる。

天才:創造性で評価される

秀才:再現性で評価される

凡人:共感性で評価される


天才には幽霊が見えている

上記に書いたように、天才は創造性で評価される。

それは天才にしか見えないモノである。

だから、天才は自分のひらめきを他の人に話しても理解してもらえず苦しむ。



例)あなたには幽霊が見える。

その事実を他の人に伝えようとする際にどう説明しますか?

おそらく、「あそこに髪の長い白い服を着た女の人がいる!」と特徴などを伝える。

しかし、他の人は見えていない。

だから、他の人は理解できない。

これが天才の悩みである。

自分には見えるものが他の人には見えない。

非常に辛いことである。

このことを踏まえた上で天才が殺される過程を説明していく。

天才が殺される過程

STEP
事業を始める

天才には創造性があり、競争優位性を見出すのが得意である。

このことから事業を始めるのにも向いている。

最初は天才に惹かれて人々が集い、ビジネスをする。

よって、従業員は天才の言うことを素直に聞き入れるトップダウンの会社が出来上がる。

STEP
事業が大きくなる

事業が大きくなると、天才に惹かれた人ではなく「今この会社は波に乗っているから」という理由で入社してくる人が増える。

その中には秀才もいる。

STEP
反感が起こる

これまでの天才のトップダウンだったやり方に対して新しく入社してきた人々は反感しだす。

なぜなら、新しく入社してきた人々は天才に惹かれたわけではないからである。

その中には秀才もおり、秀才には再現性がある。

あれこれと数字や実用的な意見を見出すことができる。

その意見は凡人にも理解がしやすい。

STEP
多数決で天才は殺される

反感の結果、社内の大多数の人間は天才に対してアンチとなってしまう。

天才は秀才と凡人に「多数決というナイフ」によって殺されることとなる。

このように、事業が大きくなる際にはこのような事例が起こりえる。

その対処法として、本書では共感の神を見つけることを推奨している。



天才を支えるのは共感の神

天才に欠けている部分は普通の人々に説得できない所である。

それを補うのが「共感の神」である。

共感の神:凡人の一種でありながらも天才を見極めるほどの共感性と天才を理解することができ、天才をサポートしてくれる人




大企業でイノベーションを起こす際に必要なのは「若くて才能のある人」と「根回しおじさん」である。

根回しとは、実現したいことのために予め関係しそうな部署などに話をつけておくことである。

しかし、天才は実現したいことを創造する能力はあっても、根回しする能力は乏しい。

そこで共感の神(根回しおじさん)と組むことで天才の創造性は実現的なものになっていく。



天才はこうして共感の神の支えがあった上で成果を出せる。

その成果を秀才が再現性をもたらし、凡人の共感を得ることで初めてイノベーションは成功するのである。


まとめ

本書を読んで私が得た知識
  • 天才は創造性、秀才は再現性、凡人は共感性の3種類によって評価される
  • 天才の創造性は幽霊と同様に誰かに話しても伝わらない
  • 天才は多数決によって凡人に殺される
  • 天才が殺されないようにするためには共感の神が必要
  • 共感の神とは根回しおじさん
  • 天才の創造性を理解できる共感性の神が根回しすることでイノベーションは円滑に進む


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